臥薪嘗胆
【読み方】がしんしょうたん
臥薪嘗胆の意味
目的を遂げるために、どんな苦労も堪えること。
臥薪嘗胆の由来・語源わかりやすく
臥薪嘗胆とは、「薪 の上に臥 し、苦い胆 を嘗 める」という意味で、復讐を心に誓って辛苦すること。また、目的を遂げるために苦心し、努力を重ねること。
由来は『史記』と『十八史略』にある故事にちなむ。
中国の春秋時代、越 との戦いに敗れた呉 では、王の夫差 が、復讐心を忘れないよう、自らは薪の上で寝ることで志を奮い立たせた(臥薪)。
これを知った越王の勾践 は、機先を制して呉に攻め込むも夫差の率いる精鋭部隊に大敗し、会稽 山に逃げ込んでしまう。こうなっては恥を忍んで降伏するよりなく、呉に仕えることを誓ってようやく国に戻ることが許された。
それから、句践は苦い胆を嘗めることで、会稽の恥を忘れないようにした(嘗胆)。そして20年後、呉を攻めて夫差を降伏させた。夫差は再起を諦め、自ら首をはねたという。
これより転じて、復讐のためにあらゆる辛苦をすること、また、成功を期して苦労に耐える意味に用いられるようになった。
日本では明治時代に広まり、特に日清戦争後に遼東半島の領有をめぐって三国干渉が行なわれた際、世論の合い言葉として流行した。
由来は『史記』と『十八史略』にある故事にちなむ。
中国の春秋時代、
これを知った越王の
それから、句践は苦い胆を嘗めることで、会稽の恥を忘れないようにした(嘗胆)。そして20年後、呉を攻めて夫差を降伏させた。夫差は再起を諦め、自ら首をはねたという。
これより転じて、復讐のためにあらゆる辛苦をすること、また、成功を期して苦労に耐える意味に用いられるようになった。
日本では明治時代に広まり、特に日清戦争後に遼東半島の領有をめぐって三国干渉が行なわれた際、世論の合い言葉として流行した。
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