玉に瑕

【読み方】たまにきず

玉に瑕の意味

完全と思われるものの中にある、ごくわずかな欠点。「玉に傷」と書くのは誤り。

玉に瑕の由来・語源

「玉」は宝石、「瑕」は玉の表面についたきずのことで、過失や欠陥という意味もある。
美しい宝石(玉)にほんの少しだけきずがあるという意から、転じて、それさえなければ完全であるのに、ほんのわずかな欠点があることをいう。中国の『論衡ろんこう』『淮南子えなんじ』などにある言葉。
淮南子…前漢の武帝の頃、淮南王劉安が学者を集めて編纂させた百科全書風の思想書。当時最新の政治的・思想的課題に答えるために編纂された。
語源ランキング
最近追加された語