有頂天
【読み方】うちょうてん
有頂天の意味
喜びや得意の絶頂にあること。
有頂天の由来・語源
仏教語で「天の中の最上にある天」を意味するサンスクリット語「bhava-agra」の漢訳。三界(上から無色界・色界・欲界)のうち、形ある(有)世界の最上(頂)にある色究竟天 を指す。
また一説には、無色界の最上である非想 、非非想処天 を指すとされる。
「天」は「天界」を意味すると同時に、そこに住する者をも指す。したがって、このことから「有頂天に登りつめる」=「絶頂を極める」の意を転じて、頂上世界に安住して自分を忘れてうわの空である状態を指すようになった。
また一説には、無色界の最上である
「天」は「天界」を意味すると同時に、そこに住する者をも指す。したがって、このことから「有頂天に登りつめる」=「絶頂を極める」の意を転じて、頂上世界に安住して自分を忘れてうわの空である状態を指すようになった。
サンスクリット語…古代インドの文学語。梵語(ぼんご)。漢訳仏典を通じて日本語で用いられるようになった単語も多い。
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