天衣無縫
【読み方】てんいむほう
天衣無縫の意味
性格や言動がありのままで飾り気のないこと。伸び伸びとして美しいさま。
天衣無縫の由来・語源
「天真爛漫 」に近い意味で使われるが、本来は、天女の衣服(天衣)には縫い目がない(無縫)という意味で、そこから文章や詩歌などで、技巧のあとが見えず、ごく自然にできあがっていてしかも完全で美しいことをいった。
出典は中国の『霊怪録 』で、次の話に由来する。
郭翰 という青年が、ある夏の夜に庭にでて涼みながら寝ていると、天から一人の美女が降りてきた。郭翰は思わずひれ伏した。すると美女はほほえみながら、「私は天上の織女 で、天帝の許しを得て下界に降りてまいりました」といった。
郭翰が月明かりの下で美女の衣服をよく見ると、どこにも縫い目がない。不思議に思ってたずねると、美女は「天人の衣服は針や糸を用いて縫ったものではありません」と答えたという。
出典は中国の『
郭翰が月明かりの下で美女の衣服をよく見ると、どこにも縫い目がない。不思議に思ってたずねると、美女は「天人の衣服は針や糸を用いて縫ったものではありません」と答えたという。
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