出藍の誉れ

【読み方】しゅつらんのほまれ

出藍の誉れの意味

弟子が師よりもすぐれた才能をあらわすたとえ。

出藍の誉れの由来・語源

孟子もうしと同じく戦国時代の思想家で、孟子の「性善説」にたいして「性悪説」を主張した荀子じゅんしの次の有名な文章から生まれた言葉。

「学はもってむべからず。青はあいより取りて、藍よりも青く、氷は水これをなして、水よりもつめたし」
学問というのはとどまるところのないものだから、決しておこたることがあってはならない。学問の基礎をつくってくれた師よりもはるかに深い学問を築いた弟子も現れるものだ、と戒めた言葉。

青色の染料は藍から取るものだが、もとの藍の葉より青くなることからいうもので、そこから「青は藍より出でて藍より青し」と言った。この句を簡約して、「出藍」とか「出藍の誉れ」と言うようになった。
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