コロンブスの卵

コロンブスの卵の意味

誰にでもできそうなことでも、それを最初に行うのはむずかしいということのたとえ。

コロンブスの卵の由来・語源

アメリカ大陸などを発見したコロンブスが、スペインで貴族のパーティに出席したとき、「新大陸発見など誰にでもできたことだ」という発言をする人がいた。

これに対してコロンブスは「卵をテーブルに立ててみてください」と呼びかける。誰もできないでいると、コロンブスは卵の端をつぶして立てて見せた。それによって、居合わせた人は、「誰かがやった後ならば、どうすればいいかは、誰にでもわかる」ということを理解したという。

この話はイタリアの建築家ブルネレスキを主人公とする同様の逸話をもとにした、イタリアの歴史家ベンゾーニが作り出したフェイクションだといわれている。

現在では、発想の転換によって難しい問題を解決する場合や、難しい問題を解決するための斬新なアイデアを思いつく場合などにも用いられる。
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