唯々諾々

【読み方】いいだくだく

唯々諾々の意味

事のよしあしにかかわらず、何事でもはいはいと従うさま。人の言いなりになり、おもねるさま。

唯々諾々の由来・語源

「唯」の字義は、返事の「はい」で、「唯々」は、はいはいと返事をすること。「諾」の字義は引き受けることで、「諾々」は他人の言うことに従う様子。

出典は『韓非子かんぴし』の八姦。君主に阿諛する(媚びへつらう)奸臣は、唯々諾々と君主の命令を受け容れてお世辞ばかりを言う。
韓非子…中国、戦国時代末の法家の思想家韓非に帰される論文集。20巻55編。秦の始皇帝が感銘を受けたと伝えられ、厳格な法治主義の励行が政治の基礎であると説く。
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