虎の威を借る狐

【読み方】とらのいをかるきつね

虎の威を借る狐の意味

力のない者が、強者の権力を後ろ盾にして威張ることのたとえ。

虎の威を借る狐の由来・語源

る」は利用するの意。
出典は中国の『戦国策せんごくさく』で、虎に捕らえられた狐が、「私を食べてはいけません。私は、天帝から命じられた百獣の長なんです。うそだと思うなら、私の後に付いてきてくだい」と言って虎の前を歩くと、ほかの動物たちは逃げ出してしまったため、虎はそれを狐を恐れてのことだと思い込み、狐のいうことを信じたという話に由来する。
戦国策…中国、周の安王から秦の始皇帝にいたるまでの約250年間の権謀術策を12ヵ国に分けて書いた書。中国古代の「戦国時代」という呼称は、この本に由来する。
語源ランキング
最近追加された語